イスラエル軍の砲撃を受けて建物が破壊されたガザ（ロイター）

住民の話によりますと、イスラエル軍は避難先として「人道地区」に指定された海岸近くのラファのマワシ地区にも部隊を進めたとされています。しかし、イスラエル軍はマワシの人道地区内を攻撃したとの情報を否定し、ラファに残るイスラム組織ハマスの戦闘員を一掃するために攻撃を行っていると説明しています。「情報に基づいた、標的を絞った作戦」を継続していると述べ、過去1日にガザ全域で軍事施設やロケット発射台、トンネル坑道など45カ所の標的を空爆したと発表しました。

ハマスは、アメリカが示した新たな停戦案を歓迎しつつも、一部修正を求めています。いかなる合意も戦闘終結を保証しなければならないとの姿勢を改めて示しています。

一方、イスラエルはハマスの回答について、提案を完全に拒否するものだと見なしていますが、仲介国カタールやエジプトによりますと、合意に向けた努力は続けられているとされています。（ロイター）